『くんちゃんのはたけしごと』

ペンギン社 1983

作:ドロシー・マリノ

訳:間崎ルリ子


くんちゃんのはたけしごと
ドロシー・マリノ
ペンギン社
1983-08-01


 

【パパのお薦め度】 ★★★

【なおくんの熱中度】★★★

【なおくんの初めて】5歳

【対象年齢】    4歳~7歳

 

こぐまのくんちゃんを描いた絵本シリーズの一冊です。

 

何でも自分でやってみたい年頃の子に見立てて描かれたくんちゃん。お母さんの掃除の邪魔になるので、体よくお父さんの畑仕事の手伝いに向かわされます。でも、畑でもお父さんの「だめ、だめ」の連続。せっかく種をまいたところを引っ掻いたり、雑草に水をやったり、お花を抜いてみたり、唐辛子の花を摘んでしまったり・・・。

くんちゃんは、考え、しばらくお父さんのすることを見ていることに。やがて、もう一度種をまいた畑に水をやり、草を抜き、花を摘み、唐辛子に覆いを掛け・・・。お父さんから「なかなか うまいじゃないか。」と褒めてもらいます。

 

失敗を繰り返しながらも、親や先生のすることを観察しながら、やり方を覚えていく様子、うまくできて褒められたときのうれしさ、そんなことを、日常の生活を舞台にで描いた絵本。

 

我が家では、貸し農園の畑を一畝借りて、パパとなおくんで色んな野菜を少しずつ育てています。絵本の読み初めはあまり興味を示さず、おもちゃで遊んでいたなおくんも、お父さんの畑を手伝うというお話に、近くに寄ってきて絵をのぞき込みながら聞いておりました。

 

【「くんちゃん」シリーズ】

『くんちゃんとにじ』