『マッチうりのしょうじょ』
フレーベル館 2018年
文:やなぎや・けいこ
絵:町田尚子
【パパのお薦め度】 ★★★★
【なおくんの熱中度】★★
【なおくんの初めて】5歳
【対象年齢】 5歳~8歳
誰もが知るアンデルセン童話の傑作です。この絵本では、きれいな現代標準語の平易な文章と、絵の具で描かれた、お人形のような少女の絵で表現されています。
少女自身やマッチの明かり、幻想の中の光以外の、町並みなどは、暗めの色調で描かれ、寒さ、つらさがよく伝わります。
複数あった「マッチ売りの少女」の絵本の中から、初めに読ませるのに一番いいかなぁと思い選びました。
ところが、なおくんに読み聞かせようとすると、かなり、いやがります。明るく楽しい話でないというだけでなく、人の死を扱ったお話が、絵本に限らず、現実でも、テレビでも初めてだったこともあったのでしょうか。怖かったみたい。読み始めはいやがりながら、中盤からは、身動きひとつせず、固まったように聞いていました。結局、2回くらいしか読まなかったように思います。寝る前に読む絵本ではなかったかもしれませんね。
みなさん、「マッチ売りの少女」は昼間に読んであげましょう。